「息苦しさや酸素が足りないような感覚があるときは、まず緊急性の高い状態でないか確認してください。」突然の強い胸の痛み、意識が遠のく感じ、唇の色の変化があれば、呼吸を整えようと粘らず119です。「明らかな緊急徴候がなくても、初めての強い息苦しさ、急な発症、悪化する症状がある場合は早めに医療機関へ連絡し、救急車を呼ぶか迷う場合は実施地域の#7119に相談してください。」過呼吸のように見えても、自己判断だけで原因は決められません。
今すぐ119を呼ぶべき息苦しさ
強い胸痛や意識の変化を伴う息苦しさは、すぐに119へ連絡してください。職場にいるなら、同僚に「息苦しくて胸にも症状があります。119をお願いします」と短く伝えます。
- 胸が締めつけられるように痛み、冷や汗や吐き気もある
- 「唇が青紫になっている、顔色が明らかに悪い、または会話を続けられない」
- 倒れそうになる、意識がぼんやりする、反応が弱い
- 片側の手足が動かしにくい、言葉が急に出にくい
- いつもの息苦しさと違い、短い間に悪化している
救急車を呼ぶべきか迷い、まだ落ち着いて話せる場合は、地域で対応していれば#7119 救急安心センターに電話できます。電話では、年齢、症状が始まった時刻、胸痛の有無、持病の有無を伝えてください。#7119につながらない地域や、電話中にも悪化する場合は119です。
酸素不足ではなく過呼吸で苦しく感じることもある
呼吸が速くなりすぎると、実際の酸素不足とは別に「空気が入らない」と感じることがあります。手足や口の周りのしびれ、めまい、動悸が一緒に出る場合もありますが、それだけで過呼吸とは決められません。
緊張や疲労で呼吸が浅く速くなると、血液中の二酸化炭素が急に減り、さらに息を吸いたくなることがあります。そこで何度も大きく吸うと、苦しさが強まる場合があります。深呼吸を繰り返すより、息を吐く時間を少し長くする方が落ち着きやすいことがあります。
紙袋を口に当てて呼吸する方法は避けてください。心臓や肺の問題による酸素不足だった場合、危険になるおそれがあります。家庭用の測定器で数値が正常でも、心臓や血流の問題まで否定できるわけではありません。冷えた指、体の動き、爪の状態でも表示は変わります。
職場で息苦しくなったときの対処
緊急の兆候がなければ、作業を止め、背もたれのある椅子に座って息をゆっくり吐きます。立ったまま我慢したり、急いで屋外へ歩いたりせず、転倒しにくい場所へ移ってください。
首元をゆるめ、肩を下げます。鼻から無理なく吸い、口を軽くすぼめて細く長く吐いてください。次の息を大量に吸い込もうとせず、自然に入ってくる分を受け入れます。呼吸法で苦しさが増すなら中止し、近くの人に知らせてください。
職場では「息苦しさがあるので休憩室で休みます。悪化したら119をお願いします」と伝えると、長い説明をしなくて済みます。一人きりになるのは避けます。コーヒーを追加で飲んだり、階段を上って気分転換を試したりするのも控えましょう。
呼吸を整える方法には限界があります。少し楽になっても、心臓や肺の原因がなくなった証拠にはなりません。初めての強い息苦しさ、胸の違和感を伴う症状、何度も繰り返す症状は医療機関で確認してください。
最初は何科を受診すればよいか
息苦しさと胸の圧迫感や動悸があるなら、まず内科または循環器内科が現実的です。せき、ゼーゼーする呼吸、息を吐きにくい感じが目立つ場合は、呼吸器内科も候補になります。
予約の電話では「仕事中に息苦しくなり、酸素が足りない感じがあります。胸の痛みはありませんが、繰り返しています」のように伝えます。胸痛があるなら、その位置と続き方も最初に話してください。受付で診療可能か判断しやすくなります。
診察では、症状が始まった状況、持病、睡眠、食事、日頃の飲み物、現在服用しているものを確認されることがあります。必要に応じて酸素の測定、聴診、心電図、血液検査、胸部の画像検査などが検討されます。どの検査が必要かは医師が症状から判断します。
心臓や肺の確認を飛ばして、最初からストレスだけが原因だと考えるのは勧められません。特に階段や早歩きで繰り返す、夜中に息苦しくて目が覚める、足のむくみを伴う場合は、早めに内科や循環器内科へ相談してください。
セルフケアをやめて専門家へ相談する目安
息苦しさが繰り返し仕事や睡眠を妨げるなら、呼吸法だけで様子を見続けず受診してください。身体の原因を確認した後、緊張や気分の落ち込みと強く結びついている場合は、心療内科、精神科、メンタルクリニックへの相談も選択肢です。
心療内科はストレスと身体症状の関係を扱うことがあり、精神科は不安、気分、睡眠などの困りごとを診ます。ただし診療内容は施設ごとに違います。電話で「息苦しさについて内科では大きな異常がないと言われました。緊張すると呼吸が速くなります」と伝え、受診できるか確認してください。
初診は予約制の施設が多く、数週間待つこともあります。受診先が見つからないときは、都道府県や政令指定都市の精神保健福祉センター、地域の保健所で相談先を尋ねられます。つらさを今すぐ誰かに話したい場合は、こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556やよりそいホットライン 0120-279-338があります。呼吸が急に悪化したときは電話相談を待たず119です。
受診までに今日から残す記録
症状が出た時刻と直前の行動を、短く記録してください。始まった時刻、続いた長さ、胸痛や動悸の有無、その日の睡眠、食事、仕事の負担を書けば十分です。
記録は原因を自分で決めるためではなく、医師に経過を正確に伝えるためのものです。気分と生活の記録を続ける補助として、身体の緊急性が否定された後ならHelpClinicの気分ジャーナルや短いセルフケアも選べます。HelpClinicは診療や緊急対応の代わりにはなりません。
次に息苦しくなった時刻と、その直前にしていたことを、まず一行だけ残してください。
よくある質問
息苦しくて酸素が足りない感じがするときはどうすればいい?
まず動作を止め、楽な姿勢で呼吸を整えながら、強い胸の痛み、意識が遠のく感じ、唇の色の変化、急激な悪化がないか確認してください。危険な兆候があれば119を呼びます。落ち着いても繰り返す場合は、発生時刻、状況、続いた時間、伴う症状を記録し、医療機関へ相談しましょう。
息苦しいときは何科に行けばいい?
最初の相談先は内科が基本で、動悸や胸の違和感が目立つ場合は循環器内科も選択肢です。受付では、息苦しく酸素が足りないように感じること、いつから始まったか、胸痛や動悸の有無を伝えてください。過呼吸と思えても、まず胸や肺の問題を確認することが大切です。
職場で息苦しくなったときの対処法は?
職場では作業を中断し、安全で静かな場所に移って、吐く息を急がずゆっくり長くします。衣服を緩め、座って足を床につけ、周囲の物を順番に見ると呼吸へ集中しすぎるのを避けられます。症状が強まる、胸が痛む、意識が遠のく場合はセルフケアをやめ、すぐ助けを求めてください。